概要
フィリピンのルソン島北部、コルディリェーラ山脈の急斜面に広がる大規模な棚田。2000年以上前から先住民イフガオ族によって築かれ、山から引いた水を精巧な灌漑システムで循環させる高度な農業技術が今も受け継がれています。「天国への階段」とも称され、人間と自然が調和した文化的景観の傑作として高く評価されています。バナウェ、バタッド、ハパオなど複数の地区にまたがっており、石積みや土壁で作られた幾何学的な風景が特徴です。
登録基準
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
稲が青々と茂る3月から5月が最も美しい緑の絶景を楽しめる時期です。12月から2月は乾季で天候が安定し、トレッキングに適しています。6月から10月は雨季で土砂崩れのリスクがあり、霧で視界が遮られることも多いため注意が必要です。
滞在時間
2日〜3日
マニラからバスで約9〜10時間かかるため、移動を含めて最低2泊は必要です。バナウェ周辺の展望台を巡るだけでなく、バタッドの棚田までトレッキングし、村に滞在して伝統的な生活文化に触れることで、この遺産の真の価値を体験できます。
混雑度
低〜中
アクセスが非常に困難な秘境にあるため、主要な観光地に比べれば混雑は限定的です。ただし、イースター(聖週間)などのフィリピンの祝日や連休には国内観光客が増え、バナウェ中心部の宿泊施設やジプニーが混み合うことがあります。
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