概要
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ゼメリング鉄道は、オーストリアの首都ウィーンの南西に位置するグロッグニッツ駅からミュルツツーシュラーク駅までを結ぶ、全長約41kmの山岳鉄道です。1848年から1854年にかけてカール・フォン・ゲーガの設計のもと建設され、ヨーロッパで最初に国際標準軌間(1,435mm)を採用した、世界初の本格的な山岳鉄道として知られています。急峻なアルプスの山を越えるため、14のトンネル、16の高架橋、100以上の石橋が建設され、当時の最新技術を結集して最高斜度2.5%の難所を克服しました。自然景観と見事に調和した美しい鉄道建築は、近代的な移動手段の発展のみならず、周囲のリゾート地開発や文化的景観の創出にも大きく寄与し、現在も現役の幹線鉄道として運行を続けています。
登録基準
建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
新緑から紅葉にかけての時期が最も美しく、特におすすめです。夏のピークシーズンには、豊かな大自然の中に映える赤い車体を目当てに多くの観光客が訪れます。冬の雪景色も風情がありますが、車窓からの絶景や沿線のハイキングを楽しむなら、気候が安定し運行の便も良い初夏から秋口が最適です。
滞在時間
3〜5時間
ウィーンからの日帰り往復移動、または途中のゼメリング駅等で下車して世界遺産の記念碑やビューポイント(20シリング紙幣に描かれた「2階建て高架橋」を望む展望台など)への軽いハイキング、インフォメーションセンターの見学を含めると、これくらいの滞在時間が目安となります。
混雑度
中
現役の主要幹線(南部鉄道の一部)として日常的に運行されているため、大混雑で乗車できない状況は稀ですが、夏のバカンス時期や週末の観光ピーク時間帯には、展望の良い席やハイキングコースが賑わいます。ゆっくり楽しみたい場合は、平日の午前中の便を利用するのがおすすめです。
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