概要
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イタリア北部ロンバルディア州のヴァルカモニカ(カモニカ渓谷)にある、先史時代から古代に及ぶ大規模な岩絵(ペトログリフ)群。約1万年前の中石器時代から始まり、新石器時代、青銅器時代、鉄器時代を経てローマ時代に至るまで、約8,000年間にわたり彫り続けられた。狩猟、農耕、宗教的な儀式、戦い、そして日常生活の様子や家屋、神聖なシンボルなどが刻まれており、文字を持たない先史時代のアルプス地方の人々の生活や精神世界を今に伝える極めて貴重な考古学的・芸術的遺産である。1979年にイタリア初の世界遺産として登録された。
登録基準
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
岩絵の多くは野外の自然公園内に点在しているため、気候が温暖で散策に適した春から秋にかけてがベストシーズン。冬は雪が積もると岩絵が見えなくなるほか、足元が危険になり一部の公園が閉鎖されることもある。
滞在時間
1日
岩絵が残る遺跡公園は広大な谷一帯に複数分散している。最も代表的なナクアーネ国立岩絵公園のみであれば2〜3時間で回れるが、見どころの異なる複数の公園を巡る場合は、移動時間を含めて丸1日確保するのが望ましい。
混雑度
低〜中
世界的に貴重な遺産でありながら、大都市から離れた山間部にあるため、ローマやフィレンツェのような大混雑は稀である。ただし、イタリアのバカンスシーズンである8月や週末は、国内外のハイカーや家族連れでやや賑わう。
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