概要
画像提供:-
エチオピア中央部、アディスアベバの南方に位置するティヤ遺跡は、中世(12世紀から14世紀頃)の独自の精神文化を今に伝える、謎に満ちた巨石墓標群です。緑豊かな高原の敷地に、高さ1〜5メートルに及ぶ36基の石柱(ステレ)が整然と立ち並び、その大半には剣や人型、植物を模した不可思議な幾何学模様のレリーフが刻まれています。古代の戦士や英雄たちが眠る墓所と考えられており、どこかユーモラスでありながら厳かな佇まいの石柱群が夕日に照らされ、大地の地平線へと長い影を落とす光景は、失われたアフリカ中世文明の果てしないロマンを肌で感じさせてくれます。
登録基準
人間の創造的才能を表す傑作である。
歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
雨が少なくカラッとした心地よい気候が続く10月から3月がベストシーズンです。この時期は青空のもとで石柱の繊細なレリーフがくっきりと浮かび上がり、遺跡周辺の緑豊かな高原の景観をクリアに見渡すことができます。日差しを遮る木陰が少ないため、帽子や日焼け止めを必ず持参し、午前中の涼しい時間帯に見学するのが快適に過ごすためのコツです。
滞在時間
1〜2時間
整然と並ぶ32基の刻まれた石柱や、発掘された集合墓地の遺構を地元ガイドの解説とともにじっくりと巡るには、1〜2時間ほどの滞在が最適です。単に写真を撮るだけでなく、それぞれの石柱に刻まれた「剣の数」が意味する戦士たちの生きた証や階級に静かに知性を巡らせ、太古から続く大地の静寂に身を浸す豊かな時間を味わえます。
混雑度
低
首都から日帰り可能な立地でありながら、年間を通じて観光客の数は非常に少なく、混雑とは無縁の落ち着いた環境で遺跡を独り占めするように散策できます。曜日を問わずゆったりと旅情を堪能できますが、現地での理解を深めるために、アディスアベバの旅行会社で車両と専門のガイドを事前に手配して訪れるのがスマートな選択です。
いいねやシェアが励みになります!