概要
画像提供:-
バムとその文化的景観は、イラン南東部のケルマーン州に位置し、広大な砂漠地帯のオアシスに築かれた世界最大級の泥レンガ(アルゲ・バム)の城塞都市遺跡と、それを取り巻く広大な文化的景観から構成されています。その起源はアケメネス朝ペルシア時代(紀元前6〜4世紀)にまで遡り、シルクロードおよびスパイスルートの重要な交易拠点として、また絹織物や衣類の生産地として中世(11〜15世紀)に最盛期を迎えました。街の存続は、「カナート」と呼ばれる伝統的な地下導水路システムによる緻密な水管理に完全に依存していました。2003年12月の大地震により城塞の約80%が崩壊するという悲劇に見舞われましたが、その後の国際的な修復プロジェクトにより、古代の泥レンガ建築工学の粋が奇跡的に蘇りつつあります。
登録基準
建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
砂漠気候地帯に位置するため、夏季は猛烈な酷暑となります。気候が温暖で非常に過ごしやすくなり、日干しレンガの城塞の壮大な景観を快適に散策できる冬の時期(11月から2月頃)が最適な訪問シーズンです。
滞在時間
3〜4時間
広大な城塞(アルグ)の内部には、かつての王宮、兵舎、バザール跡、住宅区などが重層的に残されています。これらを徒歩で巡り、周囲に広がるヤシの木林やカナートの景観を含めて見学するには3〜4時間が必要です。
混雑度
低
2003年の大地震以降、一時期は観光客が激減しましたが、復興が進むにつれて訪問者が戻りつつあります。主要な定番観光ルートからは離れているため外国人観光客は比較的少なく、静かに鑑賞できます。
いいねやシェアが励みになります!