概要
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ビソトゥーン(ベヒストゥン)は、イラン西部の古代の交易路沿いに位置する広大な考古遺跡です。最大の見どころは、標高約1,200メートルの峻険な岩山に刻まれた「ダレイオス1世の浮彫りと刻文(ベヒストゥン碑文)」です。紀元前521年にアケメネス朝ペルシアの王位に就いたダレイオス1世が、自らの正統性と反乱鎮圧の功績を称えて 刻ませたもので、エルサレム、バビロニア、古ペルシアの3つの異なる楔形文字で同じ内容が記録されています。この多言語碑文は、19世紀の考古学者ローリンソンらによる楔形文字解読の決定的な鍵となり、エジプトのロゼッタ・ストーンに匹敵する言語学・考古学史上極めて重要な遺産です。
登録基準
建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
ザグロス山脈の麓に位置し、夏は日差しが強く酷暑となり、冬は厳しい寒さに見舞われます。気候が温暖で安定し、遺跡の散策や岩肌の刻文見学を快適に楽しめる春(4〜5月)と秋(9〜10月)がベストシーズンです。
滞在時間
1.5〜2時間
メインであるダレイオス1世のレリーフと碑文をはじめ、麓にあるヘラクレス像、ササン朝時代の未完成の壁、イル・ハン朝のキャラバンサライなどの関連遺構を徒歩で一通り巡るには、1時間半から2時間程度が必要です。
混雑度
低
主要都市ケールマーンシャーから約30キロメートル離れており、外国人観光客の数は比較的少なく、落ち着いて見学できます。ただし、イラン国内の連休や週末には、ピクニックを兼ねた地元の行楽客で賑わうことがあります。
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