概要
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シューシュタルの歴史的水利施設は、イラン南西部のフゼスタン州に位置し、紀元前5世紀のアケメネス朝ペルシア時代に端を発し、3世紀のササン朝ペルシア時代に飛躍的な発展を遂げた驚異的な古代土木工学の結晶です。カールーン川から大規模な運河(ダリヤン運河)を分岐させ、岩盤をくり抜いたトンネルを通じて水を都市へ引き込み、崖から一斉に滝のように流れ落とす仕組みを持っています。この落差を利用して無数の水車を回し、穀物を製粉したほか、都市への給水、農業灌漑、船の運航、さらには防御壁としての機能も兼ね備えていました。古代の多様な土木技術が融合した、世界で最も初期の大規模な水利システムの一つです。
登録基準
人間の創造的才能を表す傑作である。
建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
フゼスタン州はイラン国内でも特に酷暑が厳しい地域であり、夏場は気温が50度近くに達することもあります。そのため、気候が温暖で非常に過ごしやすくなる秋から冬(11月から3月頃)が最適な訪問時期です。
滞在時間
2〜3時間
メインとなる水車と滝が織りなす大遺構のほか、周囲の歴史的な橋やダム、運河の分岐点を高台の展望スポットから含めてじっくり見学・撮影するには、2時間から3時間程度の滞在時間を確保するのがおすすめです。
混雑度
中
イラン国内では非常に人気の高い観光地であり、週末や祝日、特にペルシアの新年(ノウルーズ:3月下旬)の時期には地元の観光客で激しく混雑します。平日の午前中であれば比較的落ち着いて見学可能です。
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