概要
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南米アンデス山脈の険しい背骨に沿って、コロンビアからチリに至る6カ国を総延長3万kmにわたって縦横無尽に結んだ、インカ帝国が誇る驚異の超広域道路網です。文字も車輪も持たなかったインカの人々が、石畳や吊り橋を用いて標高5,000mを超える高地や砂漠を繋ぎました。果てしなく続く石の道を一歩ずつ踏みしめると、かつてここを駆け抜けた伝令(チャスキ)の足音が聞こえてくるような壮大な歴史のロマンに包まれます。
登録基準
建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
アンデス山脈一帯が乾季となり、晴天率が高くトレッキングに最も安全な時期です。高山病対策として、まずはクスコなどの高地で2〜3日体を慣らすのが鉄則です。防寒着は日本の冬山並みの用意が必要となります。
滞在時間
2日〜4日
かつてのインカの要所や遺跡を繋ぐ石畳の古道を、数日間かけてテント泊を交えながら自らの足で歩き抜く時間です。過酷な大自然を克服した古代のインカの土木技術の結晶を、文字通り体全体で味わう巡礼のような時間です。
混雑度
中〜高
マチュピチュへ続く「インカ・トレイル」などの超有名区間は世界中から予約が殺到し、数ヶ月前には枠が埋まります。混雑を避けて静かに道を味わいたい場合は、コロンビア側やペルー南部のマイナーな区間を選ぶと、静寂の旅情を堪能できます。
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