概要
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エリトリアの首都アスマラは、標高2,300メートルの高地に位置し、20世紀前半のイタリア植民地時代に築かれた前衛的な近代建築(モダニズム建築)が奇跡的な規模でそのまま残る計画都市です。未来派やアール・デコ、合理主義といった当時の最先端の建築様式を取り入れた映画館、ガソリンスタンド、公共建造物が今なお街の至る所で機能しています。1930年代のミラノやローマの街角に迷い込んだかのような錯覚を覚えつつ、ヤシの木が揺れる通りで地元の熟練職人が淹れる本格的なエスプレッソを味わう瞬間は、アフリカとイタリアの文化が優美に交錯するアスマラならではの格別な旅情を醸し出します。
登録基準
建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
雨が少なく、高地特有の爽やかでカラッとした気候が続く10月から3月がベストシーズンです。この時期は毎日澄み切った青空が広がり、アール・デコ建築の幾何学的なシルエットやパステルカラーの壁面がひときわ美しく映えます。年間を通じて過ごしやすい気候ですが、夜間は10度前後にまで冷え込むことがあるため、夕方の散策用に防風性のあるジャケットやカーディガンを持参すると快適に過ごせます。
滞在時間
1日〜2日
中心部を貫くコンボシュタタ通り(旧ムッソリーニ通り)周辺の主要建築や、特徴的なフィアット・タリアジェロのガソリンスタンドを建築マップを片手にじっくり歩いて巡るには、1日から2日を確保するのが最適です。ただ建物の外観を効率よく撮影するだけでなく、現役のシネマ・インペロに足を運んで当時のアール・デコ様式のロビーの空気に身を浸すなど、生きた近代建築の息吹を五感で味わう時間を過ごせます。
混雑度
低
アフリカの中でも訪問者が非常に少ない秘境の首都であるため、主要な観光スポットやカフェでも観光客による混雑とは無縁であり、どこに行っても静かで落ち着いた旅情を堪能できます。週末の夕方になると、地元の人々がメインストリートをのんびりと散歩する「パセッジャーティ」というイタリア由来の習慣が見られるため、あえてその時間帯に通り沿いのテラス席に陣取ると、現地の日常に溶け込む特別な体験ができます。
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