【世界遺産アーカイブ】ファールス地方のサーサーン朝考古景観

ファールス地方のサーサーン朝考古景観の詳細記事です。

概要

ファールス地方のサーサーン朝考古景観

ファールス地方のサーサーン朝考古景観は、イラン南西部のファールス州に点在する、サーサーン朝ペルシア(224〜651年)の初期から末期に至るまでの高度な文明を代表する8つの考古学的遺跡群です。初代君主アルダシール1世が築いた円形都市グル(モール)や王宮、第2代シャープール1世が建設した都市ビシャプール、さらには岩壁に刻まれた壮大で躍動的なレリーフ(岩壁彫刻)や初期の強固な城塞、初期のドーム建築などが含まれます。ローマ帝国との激しい衝突の中で生まれた高度な土木技術や、アケメネス朝の伝統、さらにはパルティアやパルミラ、ローマの芸術様式が複雑に融合した、サーサーン朝の政治・文化・建築の全盛期を今に伝える極めて貴重な遺産です。

ファールス地方のサーサーン朝考古景観
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画像提供: -
構成資産 / 登録地点
アルダシール・フワッラ(円形都市グル)イラン、ファールス州、フィルザバドの西約3km
アルダシール1世の王宮(火の神殿)イラン、ファールス州、フィルザバド北郊外
ドフタル城(乙女の城)イラン、ファールス州、フィルザバド北の峡谷内

登録基準

ファールス地方のサーサーン朝考古景観
ii
文化遺産

建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。

iii
文化遺産

現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。

v
文化遺産

あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)