ファールス地方のサーサーン朝考古景観

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概要

01文化遺産
UNESCO ID1568

ファールス地方のサーサーン朝考古景観

画像提供:-

ファールス地方のサーサーン朝考古景観は、イラン南西部のファールス州に点在する、サーサーン朝ペルシア(224〜651年)の初期から末期に至るまでの高度な文明を代表する8つの考古学的遺跡群です。初代君主アルダシール1世が築いた円形都市グル(モール)や王宮、第2代シャープール1世が建設した都市ビシャプール、さらには岩壁に刻まれた壮大で躍動的なレリーフ(岩壁彫刻)や初期の強固な城塞、初期のドーム建築などが含まれます。ローマ帝国との激しい衝突の中で生まれた高度な土木技術や、アケメネス朝の伝統、さらにはパルティアやパルミラ、ローマの芸術様式が複雑に融合した、サーサーン朝の政治・文化・建築の全盛期を今に伝える極めて貴重な遺産です。

構成資産 / 登録地点
アルダシール・フワッラ(円形都市グル)イラン、ファールス州、フィルザバドの西約3km
アルダシール1世の王宮(火の神殿)イラン、ファールス州、フィルザバド北郊外
ドフタル城(乙女の城)イラン、ファールス州、フィルザバド北の峡谷内

登録基準

ii
文化遺産

建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。

iii
文化遺産

現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。

v
文化遺産

あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)

トラベル情報

ベストシーズン

ファールス州の内陸低地や盆地地域は夏場に非常に厳しい酷暑となるため、屋外の広大な遺跡を巡るには不向きです。気候が温暖で非常に過ごしやすくなる秋から冬、および春先(11月から3月頃)が最適な訪問時期です。

滞在時間

1〜2日

8つの構成資産は、フィルザバド、ビシャプール、サルヴェスターンという大きく3つの地理的エリアに分かれて広く点在しています。それぞれの主要都市や岩壁彫刻を網羅して見学するには、最低でも丸1日から2日間の行程が必要です。

混雑度

シラーズなどの主要な観光拠点からは車で数時間かかるため、定番の観光ルートに比べると外国人観光客の数は比較的少なく、静かです。ただし、ペルシア新年(3月下旬)の時期は国内の旅行者で一時的に賑わいます。

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