イラン縦貫鉄道

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概要

01文化遺産
UNESCO ID1585

イラン縦貫鉄道

画像提供:-

イラン縦貫鉄道は、カスピ海沿岸のバンダル・トルカマンから首都テヘランを経由し、ペルシャ湾沿岸のバンダル・エ・マームーム・ホメイニを結ぶ、全長1,394キロメートルに及ぶ壮大な近代鉄道インフラです。1927年に着工し、1938年に完成しました。この鉄道の驚異的な点は、2つの海を結ぶために4つの異なる主要な山脈(アルボルズ山脈やザグロス山脈など)を越え、広大な砂漠や峻険な峠、激しい寒暖差のある気候帯を貫いている点です。外資に頼らず、独自の国内税(茶や砂糖への課税)で財政を賄い、急勾配を克服するための複雑なループ線、数百もの歴史的な橋(ベレスク橋など)、そして多数のトンネルが建設されました。近代土木工学の結晶であると同時に、イランの近代化を象徴する世界遺産です。

構成資産 / 登録地点
テヘラン中央駅(イラン縦貫鉄道の中核拠点)イラン、テヘラン州、テヘラン、ラハアハン広場
ベレスク橋(アルボルズ山脈の記念碑的鉄道橋)イラン、マーザンダラーン州、サヴァードクーフ郡、ベレスク村近郊
バンダル・トルカマン駅(カスピ海側の北の終着駅)イラン、ゴレスターン州、バンダル・トルカマン、ラハアハン通り

登録基準

ii
文化遺産

建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。

iv
文化遺産

歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。

トラベル情報

ベストシーズン

沿線の気候がカスピ海沿岸の亜熱帯から、標高2,000メートルを超える高山地帯、広大な砂漠、ペルシャ湾沿岸の酷暑地域まで激しく変化するため、全体を通じて気候が比較的穏やかで過ごしやすい春(4〜5月)や秋(9〜10月)が最適な車窓観光のシーズンです。

滞在時間

1〜2日

全線を列車で走破する場合、車窓からの壮大な景色(アルボルズ山脈の峡谷やベレスク橋など)を楽しみながら、片道およそ24時間以上の乗車時間が必要です。主要な遺構や駅をスポットで見学する場合は各1〜2時間が目安となります。

混雑度

現在もイラン国内の重要インフラ(旅客・貨物)として現役で運行されており、日常的に地元の乗客で適度に賑わっています。特にイランの新年(ノウルーズ:3月下旬)や夏休みシーズンは、国内旅行者で寝台列車などのチケットが大変混雑します。

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