【世界遺産アーカイブ】ハウラマン/ウラマナトの文化的景観

ハウラマン/ウラマナトの文化的景観の詳細記事です。

概要

ハウラマン/ウラマナトの文化的景観

ハウラマン/ウラマナトの文化的景観は、イラン西部のザグロス山脈に位置する、険しい山岳地帯と共生してきたウラミ族(クルド系)の伝統的な暮らしを伝える文化的景観です。紀元前3000年頃からの人類の定住の歴史を持ち、傾斜地に石を積み上げて作られた「階段状の集落(下の家の屋根が上の家の庭になる構造)」が特徴です。彼らは、厳しい山岳環境を克服するために、急斜面をテラス状の段々畑(ブドウやクルミの栽培)に変え、季節ごとに家畜を連れて高地と低地を移動する「移牧(半遊牧生活)」を何千年も続けてきました。固有の言語、文化、独自の伝統儀式(ピール・シャリアルの祭礼など)が、現代まで手つかずのまま色濃く残されている貴重な遺産です。

ハウラマン/ウラマナトの文化的景観
01
画像提供: -
構成資産 / 登録地点
ハウラマン・タフト(中心的な歴史的集落)イラン、クルディスタン州、サルババード郡、ハウラマン・タフト地区
パランガン(象徴的な階段状集落)イラン、クルディスタン州、カーミヤーラーン郡、ズウィエ地区、パランガン村

登録基準

ハウラマン/ウラマナトの文化的景観
iii
文化遺産

現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。

v
文化遺産

あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)