概要
画像提供:-
ハウラマン/ウラマナトの文化的景観は、イラン西部のザグロス山脈に位置する、険しい山岳地帯と共生してきたウラミ族(クルド系)の伝統的な暮らしを伝える文化的景観です。紀元前3000年頃からの人類の定住の歴史を持ち、傾斜地に石を積み上げて作られた「階段状の集落(下の家の屋根が上の家の庭になる構造)」が特徴です。彼らは、厳しい山岳環境を克服するために、急斜面をテラス状の段々畑(ブドウやクルミの栽培)に変え、季節ごとに家畜を連れて高地と低地を移動する「移牧(半遊牧生活)」を何千年も続けてきました。固有の言語、文化、独自の伝統儀式(ピール・シャリアルの祭礼など)が、現代まで手つかずのまま色濃く残されている貴重な遺産です。
登録基準
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
厳しい山岳地帯に位置するため、冬は豪雪に見舞われアクセスが困難になります。新緑と残雪のコントラストが美しく気候が爽やかな初夏(5〜6月)や、収穫期にあたり過ごしやすい秋(9〜10月)がベストシーズンです。
滞在時間
1〜2日
斜面にへばりつくように佇むパランガンなどの象徴的な階段状集落を歩き、伝統的な段々畑や、地元クルド系住民の素朴な暮らし・独自の文化に深く触れるには、近隣都市からの移動も含めて1〜2日の滞在が理想的です。
混雑度
低
イラン西部の辺境山岳地帯に位置し、アクセスには車の手配が必須となるため、一般的な外国人観光客の数は非常に少なく静かです。ただし、5月や1月の伝統的な祭り(ピール・シャリアル)の時期は多くの巡礼者や国内客で賑わいます。
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