概要
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ペルシアのキャラバンサライは、イラン全土の広大な交易路(シルクロードなど)に沿って建設された、旅人や商人、その家畜のための伝統的な無料の街道宿舎(隊商宿)です。世界遺産としては、数多く存在する中から建築様式や立地、歴史的価値の異なる代表的な54カ所が厳選されて一括登録されました。基本構造は、外敵や過酷な砂漠の気候から身を守るための強固な外壁と、中央に配置された広大な中庭(パティオ)、そしてそれを取り囲むように並ぶ客室や厩舎から成ります。数世紀にわたりアジアとヨーロッパを結んだ国際交易・文化交流を支えた、人類の連帯と卓越したペルシア建築技術の歴史的記念碑です。
登録基準
建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
54カ所のキャラバンサライは砂漠や山岳地帯などイラン全土に広く散策・点在しているため、極端な酷暑や厳寒を避けた春(4〜5月)および秋(9〜11月)が、各地を快適に周遊できるベストシーズンです。
滞在時間
1〜1.5時間
個々のキャラバンサライ(例:カシャーンのガブリエ・アッバースやマインダス修復地区など)において、中央の中庭や周囲のレンガ造りの客室、強固な外壁、保存されている水利遺構などを歩いて鑑賞するには、1カ所あたり1時間前後が目安です。
混雑度
低
一部の主要都市近郊(都市型バザール併設など)やホテル・カフェ等に改装された人気の場所を除き、大半が辺境の街道沿いや砂漠に点在しているため、外国人観光客は非常に少なく、静かに歴史的風情を楽しめます。
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