概要
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パッタダカルの建造物群は、インド南部カルナータカ州のマラプラーバ川沿いに位置する、6世紀から8世紀にかけて南インドを支配したチャールキヤ朝の古都です。ここには、王の即位式など国家の重要な儀式が行われた聖地として、9つの主要なヒンドゥー教寺院と1つのジャイナ教寺院が残されています。最大の特徴は、北インドの建築様式(ナーガラ様式)と南インドの建築様式(ドラヴィダ様式)が同じ敷地内に混在し、さらにそれらが融合した「ヴェーサラ様式」の初期の試みが見られる点です。特に最高傑作とされるヴィルーパークシャ寺院は、南インドのドラヴィダ様式の完成形を示しており、のちのエルーラ石窟(カイラーサナータ寺院)などの巨石建築にも多大な影響を与えました。歴史的・建築史的な価値の高さから、1987年に世界文化遺産に登録されました。
登録基準
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
カルナータカ州の内陸部に位置するため、比較的涼しく乾燥して過ごしやすい冬の時期(10月から3月)がベストシーズンです。4月・5月は40度を超える酷暑となり、6月〜9月は激しいモンスーン(雨季)となるため避けるのが賢明です。
滞在時間
2〜3時間
それほど広大ではない敷地に多数の美しい寺院が密集しているため、歩いて回りやすいのが特徴です。精緻なレリーフ(浮彫彫刻)や北・南の建築様式の違いをじっくり観察しながら見学するには、2〜3時間ほど確保すると満足に楽しめます。
混雑度
低〜中
近隣のハンピや、同じチャールキヤ朝の遺構であるバーダーミに比べると、外国人観光客の数は比較的少なく静かです。ただし、インド国内の熱心な巡礼者や、週末・祝日には地元の観光客や学生の団体で一時的に賑わうことがあります。
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