都市遺跡サーマッラー

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概要

01文化遺産
UNESCO ID276

都市遺跡サーマッラー

画像提供:-

都市遺跡サーマッラーは、イラクの首都バグダッドの北約130km、チグリス川沿いに位置するアッバース朝時代の巨大なイスラム都城遺跡です。9世紀、第8代カリフのアル=ムアタシムによって新首都として建設され、わずか半世紀ほどの間だけアッバース朝の政治・文化の中心地として栄えました。その後、首都がバグダッドに戻されたため、当時の都市計画、巨大なモスク、宮殿、庭園などがそのまま砂漠の中に残されました。特に「マルウィヤ・ミナレット」と呼ばれる独自の螺旋状のミナレット(光塔)を持つ大モスクは、イスラム建築の傑作として知られています。

構成資産 / 登録地点
サーマッラーの大モスク(マルウィヤ・ミナレット)イラク共和国 サラーハッディーン省 サーマッラー
アブ・ドゥラフ・モスクイラク共和国 サラーハッディーン省 サーマッラー(中心部から北へ約15km)
カリフの宮殿跡(カスル・アル=アーシク)イラク共和国 サラーハッディーン省 サーマッラー(チグリス川西岸)

危機遺産

現在の状態

Heritage Status

危機遺産

登録基準

ii
文化遺産

建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。

iii
文化遺産

現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。

iv
文化遺産

歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。

トラベル情報

ベストシーズン

イラクの夏季は45度を超える猛烈な酷暑となるため、観光は極めて困難です。比較的気温が下がり、過ごしやすくなる冬季(11月から3月頃)が、広大な屋外遺跡を巡るのに最も適したシーズンと言えます。

滞在時間

3〜4時間

遺跡の敷地は南北に約41kmと非常に広大で、主要な大モスクのマルウィヤ・ミナレット、アブ・ドゥラフ・モスク、カリフの宮殿跡などが点在しています。これら主要ポイントを車で移動しつつ見学するには最低3〜4時間必要です。

混雑度

治安上の問題や治安検問所の存在、観光インフラの未整備により、外国人観光客を含め訪問者は非常に限定的です。混雑とは無縁であり、遮るもののない広大な遺跡を静かに見学することができます。

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