概要
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ガーナ中部のクマシ近郊に点在する、かつて西アフリカで強大な勢力を誇ったアシャンティ王国の伝統的な建築遺構群です。18世紀から19世紀の全盛期に建てられた泥、粘土、藁、木を用いた独特な技法の建築物(主に神殿)が10件ほど登録されています。壁面を彩る「アディンクラ記号」と呼ばれる幾何学的なレリーフは、当時の宗教観や格言を今に伝えています。鬱蒼と茂る熱帯の木々のなかに佇む、土と藁でできた精緻な神殿の前に立つと、近代化の波をくぐり抜けて生き残ったアシャンティの神々への畏怖と、中世西アフリカの独自の精神世界へと誘われるような神秘的な旅情に包まれます。
登録基準
あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
主要な雨季(4月〜10月)を避けた冬季の乾季が、未舗装路の多い集落を巡る上で最も快適なベストシーズンです。湿度も比較的低く、澄んだ青空のもとで土壁の美しいレリーフを明瞭に観察することができます。赤土の地面を歩くため汚れてもよい靴が必須ですが、現地の集落を訪れる際は必ず地元のチーフ(長老)や管理者に敬意を払い、挨拶をしてから見学するのがマナーです。
滞在時間
4〜6時間
クマシの北東に点在するエシュアズ(Asawasi)やバウセ(Besease)などの代表的な神殿を、タクシーをチャーターして効率的に数ヶ所巡るルートが最適です。単に外観を眺めるだけでなく、神殿の内部を覗き、今なおアシャンティの人々が精霊や祖先崇拝の儀式を行っている「生きた聖域」としての濃厚な空気感を肌で味わう時間を過ごしてください。
混雑度
低
観光地としては非常にマイナーであり、平日・週末を問わず混雑に出会うことはまずありません。各集落の神殿は非常に静かで、周囲の生活音だけが響くのどかな環境にあります。混雑対策よりも、移動のタクシー交渉や集落への案内をスムーズにするため、午前中の早い時間帯にクマシを出発する具体的な計画が旅を快適にします。
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