概要
ンゴロンゴロ保全地域は、タンザニア北部に位置する広大な自然・文化の複合遺産です。世界最大級の完全なカルデラ(火山構造)であるンゴロンゴロ・クレーターを擁し、その内部には約2万5000頭もの大型野生動物が生息する一大生態系が築かれています。クレーターの外輪山に阻まれ、動物たちの多くは年間を通じて移動せず内部に留まるため、「エデンの園」とも称されます。さらに、隣接するオルドヴァイ渓谷では初期人類(ホモ・ハビリスやアウストラロピテクス・ボイセイ)の化石や足跡が発見されており、人類の進化を解き明かす上で極めて重要な考古学的価値も持っています。古くからこの地で自然と共生してきたマサイ族の伝統的な放牧生活も認められており、自然保護と人間の居住が調和した保全地域となっています。
登録基準
歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する。
生命進化の記録や、地形形成における重要な進行中の地質学的過程、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である。
学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など、生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。
トラベル情報
ベストシーズン
各月を上旬・中旬・下旬の3分割で表示
乾季にあたるこの時期は、草が短くなり野生動物を見つけやすくなります。また、クレーター内の水場に動物が集まるため、高確率で高密度のサファリ体験が楽しめ、気候も比較的涼しく快適に過ごせます。
滞在時間
1〜2日
クレーター内での本格的なゲームドライブ(サファリ)には丸一日が必要です。人類の足跡が残るオルドヴァイ渓谷やマサイ族の村(ボマ)への訪問を合わせる場合は、1泊2日以上の滞在が強く推奨されます。
混雑度
高
世界的に非常に人気のあるサファリスポットであるため、特に乾季のベストシーズンには多くのサファリカーがクレーター内に流入し、混雑します。静かに楽しみたい場合は、早朝の入場がおすすめです。
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